~日本のホタテが消える?輸出停止と海水温上昇、ダブルパンチの正念場~Vol.2
陸奥湾を襲った「高水温」の衝撃
さらに深刻なのが、自然環境の激変です。特に2023年の記録的な猛暑は、国内屈指の産地である**青森県・陸奥湾(むつわん)**に壊滅的な打撃を与えました。 陸奥湾は波が穏やかで養殖に適した環境ですが、それゆえに海水が入れ替わりにくく、熱がこもりやすい性質があります。海水温がホタテの生存限界を超えたことで、水揚げを目前にしたホタテが大量に死ぬ「へい死」が発生。その被害は甚大で、次代を担う稚貝(ちがい)にまで及んでいます。北海道の噴火湾などでも同様の事態が起きており、産地としての存続そのものが危ぶまれているのです。
・・・続く・・・